curiosu / キュリオす
紀行で文化や歴史を綴る、好奇心をくすぐるメディア。
7 / 761 件
伊豆半島の天城山と富士山、二つの山の湧水は、その地質学的成り立ちと火山活動の様式によって異なる個性を持つ。天城は複雑な地質と多雨による広域地下水、富士は単一巨大火山による集中型大規模地下水系が特徴だ。
富士山の水は、数十万年にわたる火山活動で形成された地質構造によって、清冽さと豊かなミネラルを特徴としています。玄武岩溶岩の多孔質な層を長い時間をかけて濾過される過程で、バナジウムなどのミネラルが溶け出し、他の地域の水とは異なる個性を持つ水が生まれます。
静岡県清水町の柿田川湧水群は、富士山の雪解け水が約8500年前の三島溶岩流を約20~28年かけて旅してきた水である。多孔質な溶岩流が地下水路となり、不透水層が堰き止めることで、日量100万トンの清澄な水が湧き出す。
三嶋大社の祭神である大山祇命と事代主神。特に大山祇命が富士山の神・木花咲耶姫の父神でありながら、なぜ伊豆の三島に深く根を下ろしたのか。伊豆諸島の火山活動と造島神信仰、伊豆国府への遷座、そして富士山信仰との結びつきなど、地質と信仰の変遷を辿る。
富士宮の豊富な湧水は、富士山の「古富士」と「新富士」という二つの火山活動が生み出した地層構造に起因する。水を通しやすい新富士溶岩層と、水を通しにくい古富士泥流層の重なりが、地下水を地表へと押し上げ、街の至るところで湧水を生み出している。
富士山本宮浅間大社は富士宮の精神的中心だが、街の発展は富士山からの湧水による農業、製紙業、酒造業などの産業基盤が支えてきた。聖と俗が交差する街の歴史を辿る。
富士山本宮浅間大社は、富士山の噴火を鎮めるために創建された。湧玉池の豊富な湧水と、徳川家康による八合目以上の寄進が、総本宮としての地位を確立した要因である。