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栃木県(下野国)は、鎌倉・室町時代に中央権力と密接に関わり、激動の歴史を刻んだ。有力御家人や在地武士団が、地理的要衝という特性を活かし、権力のはざまで独自の政治を展開した。
栃木県は古代、毛野国として巨大古墳が築かれ、律令国家時代には下野国として国府や国分寺、下野薬師寺が置かれた。東山道の要衝として、また蝦夷への最前線として、中央の厚い保護と関心を受けた。
古墳時代に東国で生まれた巨大勢力「毛野国」。その成立から、上野国と下野国に分割されるまでの歴史を、出雲や筑紫との比較を交えながら辿ります。現代に残る「毛」の記憶にも触れます。
両毛線の「両毛」は、古代に存在した毛野国が上野国と下野国に分割されたことに由来する。近代の生糸・絹織物産業の発展が二つの国を結びつけ、鉄道建設時にこの名称が採用された。現代も地域を結ぶ象徴として機能している。