curiosu / キュリオす
紀行で文化や歴史を綴る、好奇心をくすぐるメディア。
2 / 893 件
平安後期、墾田永年私財法や国司の請負化といった律令制の綻びが、荘園の拡大や武士の台頭を招き、私的経済圏が各地に成立する過程を辿る。これは制度の崩壊ではなく、社会構造の変容であった。
平安時代後期、律令制の弛緩と荘園拡大により地方の統治が乱れる中、自らの土地や財産を守るために武装した在地豪族や有力農民、そして皇族の子孫である軍事貴族が各地で武士団を形成していった。その成り立ちは、西洋や中国の武力集団とは異なる、日本独自の力学によって生まれた。