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佐賀県は、九州の火山列島にあって活火山を持たない特異な地理的特徴を持つ。本文では、花崗岩で形成された脊振山地と、河川の土砂と干拓でできた佐賀平野、そして玄界灘と有明海という二つの異なる海に面した立地が、どのように佐賀県の地形と文化を形作ってきたかを解説する。
佐賀藩は幕末に西洋技術をいち早く導入し、自力での近代化を推進した。長崎に近い地理的条件、鍋島閑叟のリーダーシップ、そして有明海の干潟という恵まれた自然環境が、その背景にあった。この実利を追求する精神は、現代の佐賀海苔養殖や鹿島ガタリンピックにも受け継がれている。