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静岡県清水町の柿田川湧水群は、富士山の雪解け水が約8500年前の三島溶岩流を約20~28年かけて旅してきた水である。多孔質な溶岩流が地下水路となり、不透水層が堰き止めることで、日量100万トンの清澄な水が湧き出す。
三嶋大社の祭神である大山祇命と事代主神。特に大山祇命が富士山の神・木花咲耶姫の父神でありながら、なぜ伊豆の三島に深く根を下ろしたのか。伊豆諸島の火山活動と造島神信仰、伊豆国府への遷座、そして富士山信仰との結びつきなど、地質と信仰の変遷を辿る。
伊豆の玄関口に位置する三島は、古代から伊豆国府の中心として栄え、三嶋大社は源頼朝の信仰を集めた。江戸時代には東海道の宿場町として発展し、柿田川湧水群の豊かな水がその繁栄を支えた。