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平安初期に伝来した不動明王は、当初国家鎮護の尊格だった。鎌倉時代には武士の守護神となり、江戸時代には庶民の現世利益と結びつき、全国に広まった。その厳しい姿に込められた慈悲が、人々の信仰を集め続けている。
成田山新勝寺は、平将門の乱鎮圧に端を発し、江戸時代には歌舞伎役者・市川團十郎との結びつきで庶民の信仰を集め、現代では国際空港を抱く門前町として発展。不動明王への現世利益を願う信仰が、時代と共に形を変えながらも受け継がれてきた。